現在看護師になりたいと考えている人にとって、長く働いた先がどうなっているのか、どうなっていたいかを考える人は少なくないのではないでしょうか。
一方先輩看護師には、10年働いたけれどこの先のキャリアパスが見えないと嘆く人も。自分がそうならないためにはどうすれば良いのでしょうか。解決する方法は3つです。

まず特定分野での活躍ができる認定看護師や専門看護師になることです。認定看護師は特定の分野に秀でた技術や知識、処置ができる実力を認められた看護師を指します。専門看護師は特定の分野に関して患者だけでなく、患者の家族や周囲の人と一緒に治療をおこなったり、看護師の育成などにも携わったりします。

次に現場で経験を積み、管理職になることです。管理職になるには現場経験はもちろん、責任感やコミュニケーション力が求められます。求められるスキルが大きいので業務の範囲も広がり、やりがいも大きいです。

最後に、専門性を高められる資格を取得しての転職です。候補として挙げられるのは保健師や助産師でしょう。保健師養成学校で学び、保健師国家試験に合格すれば保健師になれます。しかし働きながら取得するのは困難です。助産師の資格も1年～3年は取得までにかかってしまう難しい資格。ただ助産師学校で学ぶ期間を出張扱いにしてくれる病院もあります。自分の勤務する病院が助産師学校への進学をどのように扱っているのか、確認してくださいね。経験豊かな中高年看護師。自分が中堅看護師になったときにはどうでありたいか、考えて行動しましょう。